ホテルニューオータニ東京。40年の歴史を持つ自他共に認める格式あるホテルの採用。
やはり、その採用基準の敷居は格式と共に高いのだろうか・・・を実際確かめるべく人事担当者の方にお話を聞いた。
今回、募集をしたいのが直営レストランとルームサービスを中心としたレストランホールスタッフ。ウエイター・ウエイトレスが中心だが、ある程度の経験がある方はOJTやマネージャーとして携わってもらう場合もあるという。
いきなりだが、採用基準を聞いてみる。
「英語や接客の実技試験などは一切ありません。基準ですか・・・やはりその方の人柄とやる気です」「語学や接客などのスキルは充実した研修でフォローさせて頂きます」
正直、人柄とやる気を一番の採用基準におくという言葉が出てくることに驚いた。
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しかしその理由にはホテルニューオータニの根底に流れている理念に隠されていることにつながっていくことになる。「私たちが一番目に言うことはスピリチュアル(精神的)ビジネスという考え方です。これからのホテルは、施設とサービスを含めたインフラの整備と共にお役に立つ、喜んでいただく、楽しんでいただく、寛いでいただくことを心がけていくことで、サービスを押し付けるのではなく、あくまでお客様に利用していただくという姿勢を貫くことが最も重要であると考えています」
その神髄を貫くことを考えると、スキルや学歴・職歴を重視するのではなく、まずはサービス業が好きで、ホテルが好きで、人と接することが好きであることの基本的な姿勢を持った人を最も求めていることに頷ける。 |
「ニューオータニは他の格式あるホテルとは明らかに異なっていると思います。時には少し行き過ぎではないかと思われるくらいフレンドリーな姿勢でお客さまと接しています」「うちのホテルには各職場単位で運用しているサービスマニュアルがあります。しかしマニュアルが全てではないと思います。お客さまひとりひとりのニーズはまるっきり異なっているからです。その場面々に合ったサービスは40年間で培われた歴史をもとに上から下へと伝承されていくものだと考えています」
単にホテルとしてのサービスを提供することで満足するのではなく、ホテルニューオータニに来て頂く価値を徹底的に追求しているのが伝わってくる。
レストランホールスタッフはホテルニューオータニ東京だけでも250名を越える。20代から30代前半が多く、若くしてマネージャークラスに昇格しているスタッフもたくさんいるという。
当初の想像とは異なり、採用条件という敷居は思ったより低い所にあった。しかし、スピリチュアル(精神的)ビジネスという考え方を体感し実践し、自分のものとして接客業のプロとして確立するのは自分のやる気次第ということだろう。
真剣に採用基準について語ってくれた担当者が最後にこう語ってくれた。
「優れたスタッフの存在なくして、スピリチュアル(精神的)ビジネスは実現しませんから」と。
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